福岡で注文住宅をご検討中の皆様、こんにちは!
今日は、ウィズダム建築設計エクステリアプランナーの荒巻からのお知らせです!

荒巻ってどんな人?

二級エクステリアプランナーの資格を持ち、
ウィズダム建築設計でエクステリアの提案、現場管理を行う。

数々の受賞作品と施工実績はこちらから
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先日、私たちは2025年九州最大規模とも言われるエクステリアフェアに参加し、最新のエクステリア商品やトレンドについて各メーカーの担当者の方々からお話を伺ってきました!
その中でも、メーカーおすすめの新商品をいくつかピックアップして、ご紹介したいと思います。

時間がない方や、パッと動画で確認したい方はぜひ以下の動画もご覧ください。

目次
1. エクステリアフェアで見た!注目の最新商品・サービス
   1)LIXIL(リクシル)
   2)三協アルミ
   3)タカショー

2. デザイン性だけじゃない!注文住宅で考えるべきエクステリアの防犯対策
   1)侵入経路の対策
   2)車の盗難対策
   3)視覚的な抑止

3. まとめ:福岡での注文住宅計画に役立つエクステリア情報

外観やアプローチ、お庭といった「エクステリア」は、実は理想のマイホームを実現する上で、建物本体だけでなく、非常に重要な要素となります。
家の第一印象を決め、住む人のライフスタイルを豊かにし、そして大切な家族を守る役割も担う、そんなエクステリアを検討する皆様の参考になれば幸いです!

1. エクステリアフェアで見た!注目の最新商品・サービス

今回のフェアには、エクステリアに関連する32社の業者さんが集まっていました。
一般のお客様も来場可能で、実物を直接見て触れることができる貴重な機会です。写真や図面だけでは伝わりにくい、リアルなサイズ感や質感を確認するのに最適ですね!

ここでは、フェアで特に注目を集めていたメーカーと、その目玉商品をご紹介します。

1-1 LIXIL(リクシル)

リクシルは、エクステリアのブランド名称を新たに「EXIOR(エクシオール)」として展開しています。
これは「外と毎日を暮らす」というコンセプトのもと、「自然浴」という理念を受け継ぎ、暮らしの豊かさ、安心、安全を実現するための総合ブランドとして誕生したそうです。

注目の商品はこちらです。

プラスG エントランス

新たに発売された、存在感のある高尺エントランス商品です。
従来、プランニングが難しかった点がユニット化され、高さ2m40cmにも対応する専用門柱「門扉AH」と組み合わせることで、デザイン性と防犯性を両立しました。
ガラスパネルや格子などで抜け感も演出しつつ、機能パネルにはインターホンや表札、さらには大容量の宅配ボックスも組み込めます。不在時でも大型荷物を受け取れるのは便利ですね。
引用先:https://products.biz-lixil.com/products/PISERD_4565699

浮遊ステップ

スタイリッシュな「浮階段」デザインを実現する商材です。
従来の真下にストンと落ちる一般的な浮階段デザインとは異なり、アルミ収まりを斜めにすることで、より細くスタイリッシュに見せることができます。
色はブラックとホワイトの2色展開。施工方法も工夫されており、ブロックに部材を取り付け、上からカバーを被せるだけで簡単に設置できるため、職人さんの数に関わらず誰でも取り付けやすい点がポイントです。好きなタイルと組み合わせることもできるため、よりお好みの家づくりに近づけることができますね。
引用先:https://products.biz-lixil.com/products/PISERD_4565728

1-2  三協アルミ

カーポートで有名な三協アルミ。
今回のフェアで特にPRしていたのは、デザイン性と機能性を兼ね備えたカーポートと、近年ますます重要視されている防犯対策に特化した商品でした!

カーポート F2

まず一つ目は三協アルミの「1番の売り」であるカーポートです。
最大の特徴は、見る側から見た時の「真っすぐ」なラインを意識したデザイン。
アプローチなど柱を立てたくない場所に有効な「柱が1本飛んでいる」設計があり、その際にこの真っすぐなフレームが家の玄関の顔として際立ちます。
アルミ屋根は内部が暗くなりがちですが、この商品は、目地の中に昼間は見えないように埋め込まれたダウンライトを仕込むことができるため、夜間の駐車もしやすく、デザイン性も高まりますね!

フェンススクリーン

三協アルミでは、エクステリアにおける防犯を「セキュリティレベル」として提案しています。
引用先:https://alumi.st-grp.co.jp/products/gate/fence/

レベル1:視覚的・心理的な防犯(カメラ表示、センサーライトなど)

レベル2:物理的に囲む(フェンス)

レベル2.5:ここがポイント!一般的なフェンスの下には隙間がありますが、三協アルミには隙間を1.5cm(15mm)に抑えた商品があります。
これにより、足がかりをなくし、乗り越えづらくすることで防犯性を高めています。他社にはない独自の商品になっています。
引用先:https://alumi.st-grp.co.jp/products/gate/fence_alumi/syatorena2/

レベル3:高さ3mの高尺フェンス。
ただし、入られた後に隠れ場所にならないよう、少し開いたデザインも用意されています。
引用先:https://alumi.st-grp.co.jp/products/gate/gardenscreen/elfard_w/

ポールゲート

車の盗難対策に有効な商品です。
ロックすると動かなくなる仕組みで、下から無理やり上げようとしても簡単にはいきません。
女性でも簡単に滑らせて動かせる点も特徴です。こちらも三協アルミ独自の商品のようです。
引用先:https://alumi.st-grp.co.jp/products/garage/gate_paul/paul/

防犯というとカメラが思い浮かびがちですが、こうしたフェンスやゲートといった物理的な対策も非常に重要です。隠す防犯だけでなく、魅せながらも防犯性を高めることで、美観を維持することができますね!

1-3 タカショー

タカショーは「ホームリゾート」をコンセプトに、家と庭をつなぐ「5番目の部屋」を提案するライフスタイルガーデニングメーカーです。
その中でも、今回は注目の新商品・おすすめ商品をご紹介したいと思います。

エバーエコ ウッドリアル 195幅

今年の新商品として幅広タイプの人工木ウッドデッキが登場しました!
従来の115幅タイプに比べ、コストを約15%削減でき、職人さんの施工負担も軽減される、お客様にも施工者にも嬉しい商品ですね!
一般的な普及品と比較しても、プラス10%程度の費用で高級ラインのデッキを設置できるとのこと。
薄いアンバー色と暗めのオリーブ色の2色展開。
幅が広くなったことで、視覚的に広く見せる効果をもたらしました。また、製品1枚1枚にあえて色ムラをつけることで、天然木に近い自然な印象を出しています。
最大の特長は、油分が浸透しない樹脂コーティングが施されている点です。バーベキューなどでケチャップや油がこぼれてもシミになりにくく、水拭きで簡単に汚れが落ちるなど、メンテナンス性が非常に優れた商品ですね。
引用先:https://proex.takasho.co.jp/product/ecowood_real

ホームヤードルーフ システム

これは画期的な商品です!
従来のテラスやパーゴラのような商品は柱を地面に埋め込んで基礎コンクリートを打つ必要がありましたが、この商品は柱を埋め込まずに設置できます。
ポット型のベースウェイトに1柱あたり100kgの砂を入れることで重量を稼ぎ、強度を確保しているそうです。これにより、施工が非常に簡単になり、雨の日でも施工が可能になりました。
さらに、ライフスタイルの変化に合わせて設置場所を移動することも可能という、まるで移動式テラスのような商品です。
間口最大3m、奥行き最大6mなど6種類のサイズがあり、お庭に合わせて調整できます。ベース部分におしゃれな植栽を配置することも可能です。
オプションで可動式の日除けもつけられ、各家庭に合った選択ができそうですね!
引用先:https://proex.takasho.co.jp/product/garden/hyr

エバーアートボード

発売10年以上のタカショーの定番人気商品です。
木目調や石目調などの化粧シートが貼られた建材ボードで、古くなって汚れたブロック塀の上から直接貼ることで、解体せずに美しくリニューアルすることができます。
塗り壁と異なり表面がフラットで汚れがつきにくく、水拭きで簡単に手入れできるため、数年経っても綺麗な状態を保ちやすいメンテナンス性の高さが特徴です。
120色以上という豊富なカラーバリエーションがあり、住宅のテイストや細かいニーズに合わせて最適な色が見つかるはずです。新築時の外観コーディネートだけでなく、リフォームにも非常に有効な商品です。
引用先:https://proex.takasho.jp/eab/

2. デザイン性だけじゃない!注文住宅で考えるべきエクステリアの防犯対策

理想の注文住宅を建てる上で、デザインや機能性はもちろん重要ですが、防犯対策も忘れてはならないポイントです。特に小さなお子様がいらっしゃるご家庭や、夜遅く帰宅される方にとっては、安心して暮らせる環境づくりが大切ですではないでしょうか?

先述の三協アルミの紹介でも触れましたが、エクステリアは家の防犯性を高める上で大きな役割を果たします!

2-1 侵入経路の対策

一般的に、泥棒の侵入経路として狙われやすいのは、死角になりやすい場所や、足場になりやすい構造物がある場所です。
今回ご紹介したリクシルのプラスGエントランスのように、容易に侵入できないデザインは有効です。また、三協アルミのフェンスのように、下部の隙間を狭くして足がかりを与えない工夫も重要です。
しかし、高さのあるフェンスは物理的な侵入を防ぎますが、内部が見えないとかえって侵入後の隠れ場所になるリスクもあるため、デザイン選びも踏まえて検討することが大切ですね。

2-2 車の盗難対策

残念ながら、近年では車の盗難も問題になっています。
三協アルミのポールゲートのように、特定の場所に車両が入るのを物理的に防ぐ商品は、高価な車の盗難防止に非常に有効です。

2-3 視覚的な抑止

センサーライトや防犯カメラの設置はもちろん有効ですが、今回のフェアで紹介されていたように、「防犯意識の高い家だ」と思わせる視覚的な工夫も重要です。
スタイリッシュで隙のないデザインのエクステリアは、それ自体が防犯対策の一部となり得ます。

防犯対策は、「隠す」ことばかりではなく、「見せる」デザインの中に工夫を取り入れることも可能ですので、建物と併せて考えましょう!

3. まとめ:福岡での注文住宅計画に役立つエクステリア情報

福岡で理想の注文住宅を実現するためには、建物だけでなくエクステリアまで含めたトータルコーディネートが重要です。
最新のエクステリアフェアで得た情報は、デザイン性、機能性、施工性、メンテナンス性、そして防犯性といった多角的な視点から、理想の住まいづくりに役立つヒントが満載でした。

リクシルの機能性とデザインを両立したプラスGエントランスや、簡単な施工でスタイリッシュな足元を演出するフィーユ。

三協アルミの真っすぐなラインが美しいカーポートF2や、独自の隙間対策フェンス、車両盗難対策のポールゲートといった具体的な防犯商品。

タカショーのメンテナンス性に優れた幅広ウッドデッキや、埋め込み不要で移動も可能なホームヤードルーフシステム、そして既存の塀を美しく再生できるエバーアートボード。

これらの商品は、福岡の気候や街並みに調和しつつ、住む人の快適性や安心感を高める可能性を秘めています。写真やカタログだけでは分からないことも多いため、可能であれば今回ご紹介したようなエクステリアフェアや各メーカーの展示場などで実物に触れてみることをお勧めします。

ウィズム建築設計では、毎週「失敗しないお家作り」の動画を配信しています。今回の情報も、ぜひ皆様の福岡での注文住宅計画にお役立ていただければ幸いです。

また、YouTubeでもエクステリアについてご紹介しておりますので、ぜひご覧ください!

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